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2025「電車で一問一答トレーニング」No.46解説

【問46】正誤問題

AからBとCとが負担部分2分の1として連帯して1,000万円を借り入れる場合、AがBに対して債務を免除した場合にはCは500万円分の債務を免れるが、AがBに対して履行を請求した効果はCに及ばない。

【解答】 誤

解説:

連帯債務者の一人が債務を免除された場合であっても、他の連帯債務者の債務には影響がない(相対効)。よって、Cは500万円分の債務を免れない。
また、連帯債務者の一人に対する履行の請求は、他の連帯債務者に対しては、その効力を生じない(相対効)。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.45解説

【問45】正誤問題

Aは、Bを売主、Cを買主とする土地の売買契約によって生じたCの売買代金債務について連帯保証人となった。
BのAに対する履行の請求は、Cに対して効力を生じないが、Aについて時効が完成した場合には、Cは、債務の全額を免れる。


解答: 誤

解説:債権者の連帯保証人に対する請求(裁判上の請求による時効の完成猶予)、連帯保証人の時効完成は、主たる債務者に対しては効力を生じない(相対効)。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.44解説

【問44】正誤問題
〔小問1〕
Aは、Bを売主、Cを買主とするマンションの売買契約によって生じたCの売買代金債務について保証人となった。CがBに対して債務の承認をした場合、Aの保証債務については、時効の更新の効力は生じない。

〔小問2〕
BからCが1,000万円を借り入れ、Aがその借入金返済債務についてCと連帯して保証する場合において、Bが、Cに対して履行を請求した効果はAに及ぶ。

小問1 解答: 誤
解説:主たる債務の消滅時効の完成猶予・更新は、事由のいかんを問わず、すべて保証人にも効力が及ぶ(保証債務の付従性)。よって、主債務者の債務の承認により、保証人の保証債務も時効が更新する。

小問2 解答:正
主たる債務者Cに履行を請求すれば、連帯保証人Aにも履行を請求したことになる(保証債務の付従性)。

※小問1、2共に、保証債務の付従性が問われている。保証債務に生じた事由が、主債務に影響するかが問われているのではないから、注意してほしい。

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