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2025「電車で一問一答トレーニング」No.37解説

【問37】正誤問題
Aは、A所有の甲土地にBから借り入れた3,000万円の担保として抵当権を設定した。甲土地上の建物が火災により焼失したが、当該建物に火災保険が付されていた場合、Bは、甲土地の抵当権に基づき、この火災保険金に基づく損害保険金を請求することができる。

解答:誤

解説:
甲土地上の建物は、甲土地の抵当権の目的物ではないので、甲土地の抵当権に基づいて、当該建物の火災保険金請求権を行使することはできない。よって、誤り。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.36解説

【問36】正誤問題
AがBに対する債務の担保のためにA所有建物に抵当権を設定し登記している。この建物が第三者の不法行為により焼失したのでAがその損害賠償金を受領した場合、BはAの損害賠償金に対して物上代位をすることができる。

解答: 誤


解説:

抵当権者は、抵当不動産が第三者の不法行為により滅失した場合には、その損害賠償金について物上代位をすることができる。ただし、賠償金が設定者に払い渡される前に差押えをしなければならない。

本問では、Aが損害賠償金を受領済であるから、物上代位をすることはできない。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.35解説

【問 35】正誤問題
Aは、Bに対して負う債務を担保するため、Aの所有地にBの抵当権を設定し、その登記をしたが、その後当該土地をCに売却し、登記を移転した。Bの抵当権が実行された場合、Cは、当該土地を自ら競落することはできない。

解答: 誤

解説:

抵当不動産の第三取得者は、代価弁済、抵当権消滅請求、第三者弁済、あるいは抵当権実行に対して、自ら競落する、といった方法によって、所有権を保持することができる。よって、誤り。

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