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2025「電車で一問一答トレーニング」No.49解説

【問49】正誤問題
A所有の建物をAから賃借しているBが、Aの承諾を得てその建物をCに転貸した。AがBの債務不履行を理由として、AB間の賃貸借契約を解除した場合、AはCに対してその旨の通知をしなければ、その終了をCに対抗することができない。

【解答】誤

解説:

賃貸人が賃借人の債務不履行を理由として賃貸借契約を解除した場合、賃貸人は、転借入に通知をしなくても、その終了を転借入に対抗することができる(判例)。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.48解説

【問48】正誤問題
A所有の建物をAから賃借しているBが、Aの承諾を得てその建物をCに転貸した。AはBに対して賃料を請求できるが、Cとの間で賃貸借契約はないので、Cに対して直接賃料を請求することができない。

【解答】 誤

解説:

賃貸人の承諾を得て転貸借が行われた場合、転借入は、賃貸人に対して直接に義務を負う。したがって、Aは、Bに対してだけでなく、Cに対しても直接賃料を請求できる。
よって、誤り。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.47解説

【問47】正誤問題

AからBとCとが負担部分2分の1として連帯して1,000万円を借り入れている。
BがAに対して1,000万円の債権を有している場合に、Bが相殺を援用すれば、Cは債務を免れるが、Bが相殺を援用しない間に1,000万円の請求を受けたCは、BのAに対する債権で相殺する旨の意思表示をすることができる。

【解答】 誤

解説:

連帯債務者の一人が債権者に対して債権を有する場合、その連帯債務者が相殺を援用すれば、他の連帯債務者の債務が消滅することになる。よって、Bが相殺を援用すれば、Cは債務を免れる。Bが相殺を援用しない間は、その連帯債務者の負担部分の限度で、他の連帯債務者は、債権者に対して債務の履行を拒むことができる。積極的に相殺の意思表示ができるわけではない。よって誤り。

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