hayashi

2023「電車で一問一答トレーニング」No.42解説

【問42】正誤問題
Aは、Bから3,000万円を借り受ける際にその担保として、A所有の土地に抵当権を設定し、その登記をした。BのAに対する貸金債権から生じた利息債権については、Bは、抵当権の実行により、原則として満期となった最後の2年分についてのみ、優先的に弁済を受けることができる。

解答: 正
解説:抵当権者は、利息については、後順位抵当権者等を保護するために、原則として、満期となった最後の2年分についてのみ優先的に弁済を受けることができる。
※ただし後順位抵当権者がいない場合には、このような制限はないので、注意してほしい。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

解説動画は下の画像をクリック

2023「電車で一問一答トレーニング」No.41解説

【問41】正誤問題
Aは、AがBに対して負う金銭債務を担保するため、A所有の更地にBのために抵当権を設定し、その登記をした後、その土地に建物を新築し、当該土地建物をCに譲渡した。その後Bは、抵当権を実行して、土地及び建物をともに競売し、土地及び建物の売却代金から優先して弁済を受けることができる。

解答: 誤

解説:
この問題は、問38と同じ事例です。
更地に抵当権を設定した後に、抵当権設定者がその土地上に建物を建築した場合には、法定地上権は成立しない。
この場合には、抵当権者は、土地とともに建物を一括して競売することができる。(一括競売
しかし、競売の結果、抵当権者が優先的に弁済を受けることができるのは、土地の代金についてだけである。
土地についての抵当権の効力は、建物にまでは及ばないのが原則だからである。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

解説動画は下の画像をクリック

2023「電車で一問一答トレーニング」No.40解説

【問40】正誤問題
Aは、Bから5,000万円を借り受ける際に、その担保としてA所有の更地に抵当権を設定し、その登記をした。その後、Aがその土地上に建物を築造した場合、Bは抵当権実行の際に土地とともに建物を競売することができるが、優先的に弁済を受けることができるのは土地の代価についてのみである。

解答: 正

解説:

更地に抵当権を設定した後、建物が築造された場合、抵当権者は、土地とともに建物を一括して競売することができる。
しかし、土地に対する抵当権の効力は建物には及ばないのであるから、競売の結果、抵当権者が優先的に弁済を受けられるのは土地の代価についてのみである。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

解説動画は下の画像をクリック