hayashi

2025「電車で一問一答トレーニング」No.01解説

【問1】正誤問題


A所有の土地がAからB、BからCへと売り渡され、所有権移転登記が完了している。Cが「AB間の契約はBの欺罔行為によるものであること」を知ることができたとき、Aが売買契約を詐欺を理由に取り消しても、AはCに対して、取消しを主張して土地の返還を求めることができない。

【解答】誤

詐欺による意思表示の取消しは、善意でかつ過失がない第三者に対抗することができない(民法96条3項)。本問のCは過失があるので保護されないので、結果としてAはCに土地の返還を求めることができることになります。

よって本問は誤り。

本問のCは取消「」の第三者であることに注意してください。取消「」の第三者の場合には「物権変動」の問題になります。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

解説動画は下の画像をクリック

気付いたら2024年も終わりそうです

今年もあっという間に
あと10日で終了です。
早いですね・・・。

なんだか今年も
何もしないうちに
一年が終わってしまった
気がします。

■日産とホンダの件

経営統合の話はビックリしましたねー。
そんなことが起こり得る世の中なのだということに
改めて時代の変化を感じます。

ちょっと前にフォルクスワーゲンが
ドイツ国内の工場を閉鎖するとの記事が出ました。
その後の労使協議の結果
閉鎖は避けられそうとのことですが
EVメーカーとの競争とかで
どこも経営が厳しいのでしょうね。

でも、そもそも、
「稼ぐ力」を失っているように
見える日産と経営統合するのって
ホンダにとって何かメリットが
あるのでしょうか。

■不動産各社の決算内容

大手不動産会社を見ると
都心部の商業用物件の空室率が上昇したものの
物流施設やデータセンターといった特殊用途の物件が好調で
全体としては安定した収益を上げている企業が多いです。

ただ、一時期のような好業績は頭打ちで
トップクラスの大手であっても
減収減益は避けられないようです。

不動産業界は、金利や物価の影響を強く受けます。
建築資材の価格が上がったことで
新築物件のコストも増加しています。
中小企業の業績は来年度は
厳しいものになりそうです。

不動産会社の業績が悪化してくると
必然的に社員の新規採用を抑制します。
社員数が減少すれば
宅建資格の需要も下がってきますから
我々も少なからずダメージを受けます。

今までが良すぎたと言えますが
できればソフトランディングで
少しづつの減収減益で
お願いしたいところです。

生活保護申請過去最多の25万件

こんにちは。
宅建講師の林です。

お花見行きました?

天気予報で昨日の土曜日が
今年のお花見の最終日になりそうだ
と言ってたので、慌てて昨日お花見に行ってきました。
割と肌寒くて、あまり長居はできませんでした。
むしろ今日の方が暖かくてよかったみたいですね。

先日の新聞で見た記事では、
2023年の生活保護申請件数が、
過去最多で25万件、
22年から7.6%増だったとの事でした。

コロナ禍に失業などで収入が悪化し、
回復できないまま物価高に苦しめられて
いる人が多いと指摘していました。

半数以上は高齢者世帯ですが、
現役世帯の申請も増加傾向とのこと。

しかし、2023年度の企業業績は
過去最高水準となる見通しで、
賃金の上昇が続いています。

新入社員の初任給も大幅な上昇の企業が
多いようです。

もちろん大企業に限定した話でしょうが、
それでも収入格差が拡大しているのを感じます。

僕の知人で、
55歳の役職定年を機に退職して、
いま悠々自適に暮らしていて、
一週間ごとに生活する場所を変えて
一年中旅行をしている人がいます。

この前は沖縄に1週間旅行していて、
一度東京に戻って、
来週からは一週間別府温泉に行ってくるとか
言ってました。
そんな生活をもう2年以上続けています。

この前たまたま駅の近くで会ったので、
「仕事しなくて退屈じゃないの?」と聞いてみました。

「全然」とのことでした。
仕事はもうやり切った、
いまは楽しくて仕方ないと言っていました。
(たぶん強がりではない)

きっと安定的な家賃収入とかあるのでしょう。
貯金や退職金を食いつぶす生活では、
旅行を楽しむことはできないと思います。

正直、羨ましいです。

他人と比べるのは良くないですが、
毎日毎日あくせく働いても、
自分はさほど豊かな暮らしもできません。

いや、ホント、他人と比べるのは止めよう。
自分は自分だからいいや(無理やり)。

それでは、また。