2023「電車で一問一答トレーニング」No.57解説

【問57】正誤問題

〔小問1〕
AがBに甲土地を平置きの駐車場用地として賃貸する場合、契約により存続期間を25年としても、その期間は20年となる。
これに対し、居住用賃貸マンションを所有する目的で賃貸する場合には、契約により存続期間を25年とすることができる。

〔小問2〕
AがBに甲土地を平置きの駐車場用地として賃貸する場合、賃貸借期間満了後に、Bが甲土地使用を継続したときでも、従前の賃貸借と同一条件で更新したものと推定されることはない。
これに対し、居住用賃貸マンションを所有する目的で賃貸する場合には、賃貸借期間満了後に、Bが甲土地使用を継続したときには、従前の賃貸借と同一条件で更新したものとみなされることがある。

【解答】 小問1:誤

問題前半は、建物所有目的以外の賃貸借なので民法が適用され、その期間は50年が上限となる。よって、25年と定めれば25年となる。
これに対し問題後半は、借地借家法が適用され、借地権の存続期間は最短30年となるため、25年とすることはできない。よって、問題前半も後半も誤り。

【解答】 小問2:誤

問題前半は、Aがこれを知りながら異議を述べないときは、契約は更新したものと推定される
これに対し問題後半は、建物がある限り、契約は更新したものとみなされる
よって、問題前半が誤り。後半は正しい。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

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