2023年 5月 の投稿一覧

2023「電車で一問一答トレーニング」No.50解説

【問50】正誤問題
AがBからBの所有する建物を賃借する際、「Aが建具を取り付けることは認めるが、Bは契約終了の時その買取りをしない」と特約しても、その特約は、無効である。

【解答】 誤

賃貸人の同意を得て賃借人が付加した造作については、賃借人は、賃貸借終了のときに、賃貸人に対して時価で買い取ることを請求できる(造作買取請求権)。
しかし、「造作買取請求権を行使しない」という特約も有効である。

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2023「電車で一問一答トレーニング」No.49解説

【問49】正誤問題
A所有の建物をAから賃借しているBが、Aの承諾を得てその建物をCに転貸した。AがBの債務不履行を理由として、AB間の賃貸借契約を解除した場合、AはCに対してその旨の通知をしなければ、その終了をCに対抗することができない。

【解答】誤

解説:

賃貸人が賃借人の債務不履行を理由として賃貸借契約を解除した場合、賃貸人は、転借入に通知をしなくても、その終了を転借入に対抗することができる(判例)。

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2023「電車で一問一答トレーニング」No.48解説

【問48】正誤問題
A所有の建物をAから賃借しているBが、Aの承諾を得てその建物をCに転貸した。AはBに対して賃料を請求できるが、Cとの間で賃貸借契約はないので、Cに対して直接賃料を請求することができない。

【解答】 誤

解説:

賃貸人の承諾を得て転貸借が行われた場合、転借入は、賃貸人に対して直接に義務を負う。したがって、Aは、Bに対してだけでなく、Cに対しても直接賃料を請求できる。
よって、誤り。

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