2023「電車で一問一答トレーニング」No.41解説

【問41】正誤問題
Aは、AがBに対して負う金銭債務を担保するため、A所有の更地にBのために抵当権を設定し、その登記をした後、その土地に建物を新築し、当該土地建物をCに譲渡した。その後Bは、抵当権を実行して、土地及び建物をともに競売し、土地及び建物の売却代金から優先して弁済を受けることができる。

解答: 誤

解説:
この問題は、問38と同じ事例です。
更地に抵当権を設定した後に、抵当権設定者がその土地上に建物を建築した場合には、法定地上権は成立しない。
この場合には、抵当権者は、土地とともに建物を一括して競売することができる。(一括競売
しかし、競売の結果、抵当権者が優先的に弁済を受けることができるのは、土地の代金についてだけである。
土地についての抵当権の効力は、建物にまでは及ばないのが原則だからである。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

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