2023年 9月 の投稿一覧

2023「電車で一問一答トレーニング」No.133解説

【問 133】正誤問題

〔小問1〕
農地法第2条第3項の農地所有適格法人の要件を満たしていない株式会社は、耕作目的で農地を借り入れることができない。

〔小問2〕
甲県が学校教育法第1条に規定する学校を建設するため、市街化調整区域内の畑を買い入れる場合、農地法5条の許可を受ける必要はない。

〔小問1〕
解答:誤
解説
農地所有適格法人以外の法人は、農地の所有権地上権永小作権等の権利の取得に関して、農地法3条1項の許可を受けることはできない。しかし農地を借り入れる場合の許可要件に、農地所有適格法人に限られる旨の規定はない。

〔小問2〕
解答:誤
解説
農地を農地以外のものに転用する目的で権利移動をする場合には、原則として、都道府県知事の許可が必要となる。ただし、国または都道府県が、道路、農業用用排水施設その他の地域振興上または農業振興上の必要性が高いと認められる施設にする場合であれば、例外的に許可は不要とされているが、学校教育法1条に規定する学校は、この施設に含まれないので許可が必要である。

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2023「電車で一問一答トレーニング」No.132解説

【問 132】正誤問題

〔小問1〕
農家が市街化区域内の農地を耕作目的で取得する場合、農業委員会の許可を受ける必要がある。

〔小問2〕
農家がその所有する市街化区域内の農地にその居住用の住宅を建設する場合は、農業委員会の許可を受ける必要がある。

〔小問1〕
解答:正
解説
農地を耕作目的で取得する場合、原則として農業委員会の許可を受けなければならない。農地法3条が適用される場合、市街化区域内の特則はない。

〔小問2〕
解答:誤
解説
市街化区域内の農地を農地以外のものに転用する場合、あらかじめ農業委員会への届出をすれば、農地法4条の許可を受ける必要はない。

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2023「電車で一問一答トレーニング」No.131解説

【問 131】正誤問題

〔小問1〕
Aが自己の所有する市街化調整区域内で4ヘクタールの果樹園にアパートを建築するため、宅地に転用しようとする場合、原則として農業委員会の許可が必要となる。

〔小問2〕
B株式会社がスーパーマーケットを建築するため、市街化調整区域内で2ヘクタールの水田を無償で借り受ける場合、原則として都道府県知事等の許可が必要となる。

〔小問1〕
解答:誤
解説
果樹園は農地法における農地に該当する。
そして、市街化調整区域内で、農地を農地以外のものに転用する場合は、都道府県知事等の許可が必要となる。農業委員会の許可ではない。

〔小問2〕
解答:正
解説
水田は農地法における農地に該当する。
農地または採草放牧地について使用貸借による権利を設定することも権利移動にあたる。
そして、市街化調整区域内で、農地を農地以外のものに転用する目的で権利移動をする場合には都道府県知事等の許可が必要となる。

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