一問一答解説

2025「電車で一問一答トレーニング」No.47解説

【問47】正誤問題

AからBとCとが負担部分2分の1として連帯して1,000万円を借り入れている。
BがAに対して1,000万円の債権を有している場合に、Bが相殺を援用すれば、Cは債務を免れるが、Bが相殺を援用しない間に1,000万円の請求を受けたCは、BのAに対する債権で相殺する旨の意思表示をすることができる。

【解答】 誤

解説:

連帯債務者の一人が債権者に対して債権を有する場合、その連帯債務者が相殺を援用すれば、他の連帯債務者の債務が消滅することになる。よって、Bが相殺を援用すれば、Cは債務を免れる。Bが相殺を援用しない間は、その連帯債務者の負担部分の限度で、他の連帯債務者は、債権者に対して債務の履行を拒むことができる。積極的に相殺の意思表示ができるわけではない。よって誤り。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.46解説

【問46】正誤問題

AからBとCとが負担部分2分の1として連帯して1,000万円を借り入れる場合、AがBに対して債務を免除した場合にはCは500万円分の債務を免れるが、AがBに対して履行を請求した効果はCに及ばない。

【解答】 誤

解説:

連帯債務者の一人が債務を免除された場合であっても、他の連帯債務者の債務には影響がない(相対効)。よって、Cは500万円分の債務を免れない。
また、連帯債務者の一人に対する履行の請求は、他の連帯債務者に対しては、その効力を生じない(相対効)。

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