2024年 5月 の投稿一覧

2025「電車で一問一答トレーニング」No.40解説

【問40】正誤問題
Aは、Bから5,000万円を借り受ける際に、その担保としてA所有の更地に抵当権を設定し、その登記をした。その後、Aがその土地上に建物を築造した場合、Bは抵当権実行の際に土地とともに建物を競売することができるが、優先的に弁済を受けることができるのは土地の代価についてのみである。

解答: 正

解説:

更地に抵当権を設定した後、建物が築造された場合、抵当権者は、土地とともに建物を一括して競売することができる。
しかし、土地に対する抵当権の効力は建物には及ばないのであるから、競売の結果、抵当権者が優先的に弁済を受けられるのは土地の代価についてのみである。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.39解説

【問39】正誤問題
Aは、Bに対する貸付金債権の担保のために、当該貸付金債権額にほぼ見合う評価額を有するB所有の更地である甲土地に抵当権を設定し、その旨の登記をした。
その後、Bはこの土地上に乙建物を築造し、自己所有とした場合において、Bが、甲土地及び乙建物の双方につき、Cのために抵当権を設定して、その旨の登記をした後(甲土地についてはAの後順位)、Aの抵当権が実行されるとき、乙建物のために法定地上権が成立する。

解答: 誤

解説:

Aが抵当権を設定したときに更地であった以上、たとえその後に建物が築造されたとしても法定地上権は成立しない。

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2025「電車で一問一答トレーニング」No.38解説

【問38】正誤問題
Aは、Bから5,000万円を借り受ける際に、その担保として、A所有の土地に抵当権を設定し、その登記をした。抵当権設定当時、その土地上にはA所有の建物が存在していた場合、その後土地について競売が実施されても、法定地上権は成立しない。

解答: 誤

解説:

法定地上権の成立要件を覚えておく必要があります。
①抵当権設定当時、土地上に建物が存在していたこと
②抵当権設定当時、その土地建物の所有者が同一であること
③土地・建物の一方または双方に抵当権が設定されたこと
④競売の結果、土地と建物がそれぞれ別の人の所有物となったこと

したがって、本問では、法定地上権が成立する

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