【問25】正誤問題
Bは、A所有の中古建物をAから買い受け、その際に「売主は契約不適合責任(担保責任)を負わない」旨の特約を結んだが、その建物は種類・品質に関して契約内容に適合しないものであった。Aが善意無過失の場合であっても、Bは、その不適合を知った時から1年以内にAにその旨を通知することにより、Aに対し契約不適合責任を追及することができる。
解説:誤
「売主は契約不適合責任を負わない」旨の特約は有効である。よって、Aに対し契約不適合責任を追及することはできない。よって、誤り。
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【問24】正誤問題
BがAから建物所有目的で土地を買い受ける契約を締結したが、Bに引渡された土地が、種類又は品質に関して契約内容に適合しないものであった場合でも、その不適合が、その契約及び取引上の社会通念に照らして軽微であるときは、契約を解除することができない。
解答:正
売買の目的物が契約の内容に適合しないものである場合、買主は、相当の期間を定めて履行を催告し、その期間内に履行がなければ売買契約を解除することができる。ただし、その期間を経過した時の債務不履行が契約及び取引上の社会通念に照らして軽微であるときは、契約を解除することができない。
よって、正しい。
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【問23】正誤問題
BがAから土地を買い受ける契約を締結したが、この土地の一部がCの所有であり、AはC所有の部分を取得してBに移転することができなかった。
契約時に土地の一部がC所有であることを知っていたBは、当該契約を解除することも、Aに対し、損害賠償の請求をすることもできない。
解答:誤
解説:売買の目的である権利の一部が他人に属することにより、売主がこれを買主に移転することができない場合、買主の善意悪意にかかわらず、損害賠償の請求をし、残存する部分のみでは契約をした目的を達成することができないときに直ちに契約全部の解除をすることができる。
よって、誤り。
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