2024「電車で一問一答トレーニング」No.27解説

【問27】正誤問題
Aは、自己所有の甲建物をBに売却し所有権移転登記を行った。AB間の売買契約が通謀による仮装譲渡であった場合、Aから甲建物の所有権を譲り受けたCは、登記なくして、Bに甲建物の所有権を対抗することができる。

解答:正

不動産の所有権の取得は、登記をしなければ、「第三者」に対抗することができない。

ここでいう「第三者」とは、当事者またはその包括承継人以外の者で、登記の欠峡を主張するについて正当な利益を有する者をいい、「無権利者」は第三者に含まれない(判例)。

本問のAB間の売買契約は虚偽表示にあたり無効であるから、Bは、無権利者である。したがって、Cは、登記がなくても、Bに対して甲建物の所有権を主張することができる。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

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