【問 21】正誤問題
小問(1)
AB間で、A所有の建物を売買する契約が締結されたが、
契約締結後、建物の引渡し前に、その建物が第三者Cの放火によって焼失した場合、
BはAに対し代金の支払いを拒むことができる。
小問(2)
AB間で、A所有の建物を売買する契約が締結され、
建物が引渡された後に、その建物が第三者の放火によって焼失した場合、
BはAに対し代金の支払いを拒むことができる。
解答:
小問(1)正
この問題は、目的物が、第三者の放火すなわち債務者の責めに帰すべき事由によらずに焼失しているので、「危険負担」の問題となる。この場合、債権者は代金の支払いを拒むことができる。よって、正しい。
小問(2)誤
目的物の引渡し後に滅失した場合は、買主が危険を負担する。
よって、買主は、契約の解除も、損害賠償請求も、代金の支払を拒むこともできない。よって、誤り。
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