2025「電車で一問一答トレーニング」No.44解説

【問44】正誤問題
〔小問1〕
Aは、Bを売主、Cを買主とするマンションの売買契約によって生じたCの売買代金債務について保証人となった。CがBに対して債務の承認をした場合、Aの保証債務については、時効の更新の効力は生じない。

〔小問2〕
AからBが1,000万円を借り入れ、Cがその借入金返済債務についてBと連帯して保証する場合において、Aが、Bに対して履行を請求した効果はCに及ぶ。

小問1 解答: 誤
解説:主たる債務の消滅時効の完成猶予・更新は、事由のいかんを問わず、すべて保証人にも効力が及ぶ(保証債務の付従性)。よって、主債務者の債務の承認により、保証人の保証債務も時効が更新する。

小問2 解答:正
主たる債務者Bに履行を請求すれば、連帯保証人Cにも履行を請求したことになる(保証債務の付従性)。

※小問1、2共に、保証債務の付従性が問われている。保証債務に生じた事由が、主債務に影響するかが問われているのではないから、注意してほしい。

解説動画では、本問で問われているテーマと周辺知識の解説をしていますので、是非ご覧ください。

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